大奥の役職


階級名 人数 御切米
御合力金
御扶持
仕事内容
御目見以上
上臈 百石
百両
十五人扶持
奥女中の最高位で上臈御年寄と呼ばれていた。多くは御台所、御廉中の輿入れの際に里方から随行してきた公家の娘だった。
御年寄 五十石
六十両
十人扶持
老女や局(つぼね)と呼ばれる奥女中で一番の権力者。御用掛、月番などがあり月番の日には朝10時から夕方の4時まで千鳥之間の煙草盆の前で表使や御右筆に御用を申し付けた。大奥の一切を取り仕切っており御台所に代わって芝増上寺、上野寛永寺に代参した。
御客会釈 二十五石
四十両
五人扶持
将軍が大奥にお成りのときの接待をし、御三家、御三卿の登城時の接待も行っていた。御年寄を引退した者がなることが多く、隠居職だった。この役は将軍付きの女中のみの役職だった。
御中臈 十二石
四十両
四人扶持
将軍、御台所の身辺の一切を世話していた。器量が良く若い者ばかりで、お手つきになると「内証の方」と呼ばれ、さらに女の子を出産すると「御腹さま」、男の子を出産すると「御部屋さま」と呼ばれて将軍の側室になることができた。
御鈴口衆 二十石
三十両
五人扶持
中奥との境にある詰所で御鈴口の番をしていた。
御右筆 八石
二十五両
三人扶持
日記や記録、書状などの製作をしていた。大名からの献上物を検査し御年寄に差し出す役目もしていたとされる。
表使 十二石
三十両
三人扶持
御年寄の指図に従い大奥に必要な買い物を司った。表との連絡係でもあり、御年寄に次ぐ権力があった。
呉服の間頭 八石
二十両
三人扶持
将軍、御台所、姫君、上臈、御年寄の日常衣服の仕立てをしていた。十人の針子が居た。この役からの昇進はなかったという。
御切手 八石
二十両
二人扶持
長局と御広敷の境目にある七つ口を出入りする者を監視していた。商人や奥女中の親戚に通行許可書である切手を渡し部屋へ通した。
御坊主 七石
三人扶持
将軍の御刀をお預かりしてお供をしたり将軍の雑用をしていた。当然女性だったが頭を丸め男物の羽織袴を身に付けていた。
御三の間頭 五石
十五両
二人扶持
御三の間から奥の居間までの掃除や御年寄、御客会釈などの雑用をしていた。頭の元十人居た。
御広座敷 10 五石
十五両
二人扶持
表の役人と接する御広座敷で接客をしたり表使の下働きをしていた。
御目見以下
御末 50 四石
二両
一人扶持
大奥全体の二割を占めていた。いわゆる下女で風呂、御膳所用の水汲み、掃除などの雑用をしていた。御三家、御三卿などの登城時には、御広敷から御三の間まで乗物を担ぎ入れる役も務めた。
御犬子供 120 無給 御鈴口詰以下御三の間までの雑用をしていた。15歳から23歳ぐらいまでの者が多く、大奥全体の人数の約四割を占めていた。