| 第3話
どうして奈緒はここまで光彦と裕輔の世話をしなくちゃいけないのか・・・。 姉の夫でしかも今回の事故以前にはほとんど逢ったことがなかった光彦と、今回 初めて会った裕輔にかかりっきりで仕事は適当になるし大事な婚約者まで失いか けているし。 わたしは姉弟がいないので姉の家族というのがどういう存在なのかいまいち分か らないのだけれど、義理の関係の人って子供はともかく旦那さんの方はアカの他 人なわけで、いくら母親代わりだった姉に恩返しをしなくちゃいけないといって もここまで自分の生活を犠牲にするのはおかしいと思う。 光彦も奈緒が優しいのをいいことに頼り過ぎ。 男前の椎名桔平が演じているから甘えも許されるように思えるけれど、これが不 細工な人だったら奈緒可哀想、てなるんだろうな。 いや、椎名桔平だから同居してもいいと観月ありさは思ったのか(汗) どうせなら奈緒は以前から光彦のことを密かに思っていたことにすれば・・・良 くないなあ。 それじゃあ姉のいなくなったのを幸いに義理の兄を手に入れる怖い人のドラマに なってしまうし。 韓ドラだったらそういうシチュエーションもありかもしれないけれど。 ちひろがやっと行動に出てきた。 加藤あいは顔が怖いので意地悪な役をすると徹底的に悪役になっちゃうのが気の 毒。 この役ももう少し柔らかい雰囲気の女優が演じていれば“嫌な子だけど彼氏を放 ったらしていた奈緒も悪いんだし仕方ないか”と思ったりするかもしれないんだ けど。 上原多香子が歌手役で出てきたのはアイタタタな展開。 事務所が観月とセット売りしたのだろうけどこういうの嫌だなあ。 最近使ってもらえない上原(ブルーライト横浜カバーには涙)を無理やりキャス ティングさせるなんて観ていて興ざめした。 それにしても光彦の仕事復帰は早すぎる。 普通は少し記憶が戻ってからにするんじゃないかなあ。 今回出てきた光彦の過去のトラブルよりも遥かにややこしい仕事上の問題が待ち 受けていそうなことは上司のひそひそ話のシーンを観ていれば容易に想像が付く けれど、記憶が戻らないのをいいことにその責任を押し付けられるのかなあ。 テンポの遅いドラマを最近あまり観ていなかったのでかなりイライラ。 観月ありさのファッション以外に見所がなくなってきたような。 なにより登場人物に感情移入出来ないので退屈で仕方がない。 予告編を観るとちひろと彼氏がくっついているし大体先も読めたところで残念な がらリタイア。 |
| 第2話
奈緒、光彦、裕輔の3人暮らしがスタートした。 だが多忙なスタイリストの奈緒が仕事と病人、子供の世話を両立させるのは無理 なことで、次から次へと予期せぬアクシデントが起き、恋人の和也の手も借りな ければいけなくなってしまう。 光彦は記憶を失う前に知り合った人々との精神的な距離をうまく計ることが出来 ず、恐怖を覚えてしまう。 自分が周囲にどう思われていたのかを知りたいと思った光彦は同僚の阿久津に仕 事場で自分がどんな人間だったかときいてみる。 そしてシンガポールから送られてきた事故以前の身の周りの品々を見ながら懸命 に過去の記憶を取り戻そうとする。 奈緒を優しくサポートし続ける和也は光彦と裕輔の面倒を一人引き受けて頑張る 彼女が好きなのだと奈緒のアシスタントのちひろに告げ、和也に片思いをしてい るちひろは顔を曇らせる。 奈緒の仕事中留守番をしていた光彦は裕輔と一緒に家族のアルバムを眺めていた が、ふと思い立ち息子を連れて遊園地に出掛ける。 ところが裕輔は亡くなった母親によく似た女性に着いて行って、迷子になってし まう。 仕事中だった奈緒も駆けつけ裕輔は無事見つかるが、叱り付けた奈緒に向かって 「お母さんがいない」と大声で泣く。 だが光彦が「お父さんがずっと一緒にいます」と言ったことで奈緒は自分が光彦 を施設に送らなかったことが正しい選択だったと確信する。 昔の職場を訪ねた光彦は以前仕事場でトラブルになった男と再会し、「忘れたの か」と激しく罵倒され殴られて呆然と立ち尽くす。 ますますヘビーな展開になってしまった。 奈緒をしっかり支え続ける和也は今の奈緒にとってはなくてはならない存在なの だけど、奈緒がこれから光彦に魅かれていくのだとしたらどう切り捨ててしまうのか。 なんだか可哀想だ。 というか、和也は大人の男である光彦と奈緒がひとつ屋根の下で生活することに 漠然とした不安感を覚えているからこそ家に食事を作りに行ったり職場まで様子 を見に行っているのかもしれないな、などとうがった見方をしてしまった。 こんな生活をしていたら遅かれ早かれ二人の間が気まずくなってしまうのは目に 見えているし、そこにちひろが入りこんでくるのか・・・嫌な展開だ。 それにしても和也って広告代理店のエリート社員という設定なのに暇すぎる。 わたしも大卒後広告代理店に勤務していたことがあるので現場のことはよくわか るけれど、あんなに帰宅時間が早いのはずがないし、休み多過ぎ。 楽して儲けているイメージなんだなあ、代理店て。 局の人は広告の人間に対して弱い立場にいるから(利害関係で下にいるから)こ ういうドラマを作って鬱憤晴らしてるの?と思ってしまった。 観月ありさのファッションはやっぱり見ていて楽しい。 あんなに綺麗なスタイリストさんとは仕事したことないけれどモデルが嫌がるだ ろうなあ。 わたしもモデルをしていた頃に裏方さんに美人がいると撮影のとき萎縮したし。 まあモデルを引退してスタイリストになっている人もいるから不自然な設定では ないけれど。 でもいつもみたいなキャピキャピ演技の方がいいなあ、彼女は。 このドラマで新境地開拓を狙っているのかもしれないけれどせっかく明るいキャ ラクターが演じられるのにもったいない気がする。 木村多江なんてキャピキャピキャラのオファーは絶対ないだろうから持ち味を活 かせばいいのに。 椎名桔平は抑えた演技をしているせいか珍しく影が薄い。 常に脅えている表情だからかもしれないけれど、横にいる観月ありさの顔が濃い から薄さが際立ってしまうというのもあるかもしれない。 ロボットのように振るまい、息子にまで敬語を使う今の状態から回復し、記憶を 取り戻したころにはきっと生き返ったような表情に変わっているのだろう。 まだ一度も心からの笑顔というのは出ていないけれど記憶を取り戻すにつれて笑 顔が戻ってくるのかはたまたもっと厳しい顔になってしまうのか。 ストーリーがストーリーなだけに後者の可能性が高そうだ。 だとしたら記憶なんて戻らないで新しく生まれ変わったつもりで人生をやり直す 方が本人にとっては幸せなのではないだろうか。 だって記憶が戻ってしまったら亡くした妻のことも思い出してしまうわけだし。 加藤あいはデビューしたころもっと大化けするかと思っていたのにとうとう悪役 までするようになってしまったのかと少し残念に思った。 10年は主役の座に居座れる完璧な顔立ちって騒がれていたんだけどなあ。 可もなく不可もなくというところで3つ星に。 |
| 第1話
重いドラマだ。 夏クール向きじゃない…。 10月か1月スタートにすれば良かったのになあ。 「ウォーターボーイズ2」の後に続けて観ると落差が大きいので余計に重く感じ てしまう。 前クールの「アットホーム・ダッド」が軽いタッチのコメディーで「ワンダフル ライフ」からの流れも良かったのと比べるとこのクールの番組編成には疑問を感 じる。 スタイリストの奈緒は広告代理店勤務の婚約者、和也と結婚も間近に控えたアツ アツの関係。 姉夫婦の海外転勤中、マンションで留守を預かっていた。 ところが新居の準備をしようと話していた矢先に姉夫婦が銃撃事件に巻き込まれ たという知らせが入る。 姉美穂は死亡、義兄の光彦は生き残ったものの過去の記憶を全て失っていた。 妻を早くに亡くし、男手一つで奈緒たち娘を育て上げた父親正治郎は大切な娘を 守り切れなかったエリート商社マンの光彦を許すことができない。 身寄りのない光彦は施設に入所することになり、遺された息子裕輔は正治郎が引 き取って育てることが決まるのだが裕輔は父親、光彦と暮らしたいと言う。 裕輔の言葉に心を動かされた奈緒は光彦と裕輔を引き取って姉家族のかつて暮ら していたマンションで同居をする決意をする。 第1話のあらすじはこんな感じでストーリー自体はシンプルだが、光彦に密かに 思いを寄せる秘書阿久津順子や奈緒を蹴落としてスタイリストに昇格しようと目 論む後輩アシスタントなど、奈緒と光彦を取り巻く周囲の複雑な人間関係が浮き 彫りにされる。 ドロドロの展開間違いなしという出だしだ。 秘書役の木村多江は画面に登場するだけで空気が澱むおどろおどろしい情念を秘 めた顔をしている。 ポーカーフェイスなのだけどそういうものって滲み出るんだなあ。 訃報を伝える顔も能面みたいで怖かった。 光彦に好意を抱いているから奥さんが亡くなって内心嬉しいのかなと勘ぐりたく なった。 主役の観月ありさはといえば、暗い役どころなのにいつも通りの元気溌剌オーラ が出ている。 うーん、この役はちょっと向かないかも? 婚約者に乗っかかって「重い」と言われていたけれどほんとに太っていてびっく りした。 真ん丸顔で可愛いけれどあれじゃ苦しい恋に落ちていくヒロイン役を演じるのは 難しいかも。 ドラマの内容に合わせて少しくらいダイエットをして撮影にのぞんでもらいたか った。 光彦役の椎名桔平はさすがの演技。 記憶喪失の役は松島奈々子と共演した「スイート・シーズン」でも演じていたが 、絶対的な喪失感や自己認識の出来ない恐怖、存在意義を見出せない絶望などを 表情や細かい仕草で見事に表現していた。 ただし息子に向かって敬語で話すシーンはシナリオ通りに演じたにせよ違和感が あった。 子供にも愛情を持てない冷徹なエリートサラリーマンだったことを描きたかった のかもしれないが、それじゃ息子はなつかないだろうし父親と別れることを嫌が らないのではないだろうか。 安室ちゃんのテーマ曲は悲しげなメロディーラインが悲恋を扱ったこのドラマに ぴったりで、久々のヒットの予感。 予告編を観ただけでもややこしくなりそうなこのドラマ、次回からは録画してお いて、WB2を観た後一呼吸置いてから観ようと思う。 星4つ評価は変わらず。 |